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医師が文章力を鍛えるべき3つの理由

CATEGORY:writing
↻ 2021.06.01/2021.05.29
こんな人におすすめ

英語ばかりで何が書いてあるかさっぱり.
年表みたいに細かくて,読む気にならない!
論文の考察で,いつも手が止まってしまう(泣)

文章力は,医師にこそ必須

カルテ,コンサルト文,紹介状,論文…etc.

医師の毎日は書くことだらけ.文章を書かないなんてありえない.

にもかかわらず,文章について学ぶ医師は皆無.

その結果,周りはとんでも文章で溢れかえってます.

しかし文章力は,医師の必須スキルです.

この記事を書いた人

私自身,入職するまで文章について学んだことはありませんでした.

もともと読書好きではあったものの,医師になってから読むのは医学の本ばかり.

知識を増やすことが,”良い医師”になることだと思っていました.

ある時『20歳の自分に受けさせたい文章講義』という本を読み,

「文章を書くとは,こういうことか」と腹落ちしました.

今から,文章力を鍛えるべき3つの理由について解説します.

ライティングに関して読んだ本は20冊以上.
本で学んだことを診療に活かし続けています.

仕事の成否・今後のキャリアを分けるといってもいいでしょう.

文章力を鍛えるべき3つの理由

文章力をつける前に,医学の勉強をしたほうが良くない?

臨床能力文章力,2つは一見関係なさそうに見えます.

しかし,わたしが考える臨床能力とは,こうです.


臨床能力 = 知識(手技)+ 伝える力 + 考える力
知識(手技):知識量の多さ,手技の腕前
伝える力:患者さん,医師,コメディカルに自分の考えを正確に伝えて,良好なコミュニケーションが取れる
考える力:答えが分からない状況でも,最善の手を打てる(方針を立てられる)

知識(手技)に加えて,伝える力・考える力があって初めて,臨床能力が高いといえます.

文章力は,伝える力・考える力を身につけるために必須のスキルなのです.

理由①:能力が高くみえる

「文章が拙い」「意味が分からない」

伝わらない文章を書いていると,その印象に引っ張られて,診療スキルまで疑われてしまいます.

他院への紹介状など,文章以外での”挽回”ができない場面では,なおさら.

逆に,わかりやすい・伝わる文章を書ける医師は,

仮にそこまで優秀でなくても(優秀であることが多い),相手からの信頼を獲得できます.

理由②:考える力がつく

考えているようで,考えていない.逡巡しているだけ.

20歳の自分に受けさせたい文章講義

人は意外と,考えているようで,考えていない.

考えているかもしれないけど,思考は前に進んでいません.

文章として表すには,現状を理解し,考えをまとめる必要があります.

「分かっていること」「分からないこと」「相談したいこと」

これらがぼんやりとしたままでは,文章は書けません.

書くことは,考えること.

思考は論理的になり,臨床・学術活動におけるベースになるのです.

理由③:仕事が早くなる

単純に,書く作業が早くなります.やり直しの発生も減ります.

学術的な文章でも,書くことで思考が前進し,考察がはかどります

文章が思い浮かばずに,ただただペンを回して悩んでいる時間,辛くないですか?

まとめ

特別なスキルは必要ない

以上,医師が文章力を鍛えるべき3つの理由について解説しました.

別に,人を感動させたり,文法的に完璧に正しい文章を書く必要はありません.

社会人として最低限の,”伝わる文”を書こうと言っているのです.

あなたは,臨床能力の高い医師になりたいですか?

医師にこそ文章力が必須
臨床能力は文章力を鍛えることで向上する
社会人として最低限の文章力を身に付けよう