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全医師必読|”「いまの説明,わかりやすいね!」と言われるコツ”

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↻ 2021.07.13/2021.07.17
こんな人におすすめ

患者さんにわかりやすく説明したいけど,なかなかうまくいかない
院内の勉強会でわかりやすい発表をしたい
研修医から”教え上手”と思われたい

説明が上手い医師は,患者さんから信頼され,同僚から一目置かれ,後輩からは頼りにされます.

いい事づくし,注力しない理由がありません.

 

今回は,説明・プレゼンに関する本を読み漁ったわたしが,

わかりやすい説明をしたいあなたに,ぴったりの一冊を紹介します!

著者の浅田すぐるさんは,

『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』の著者として有名な方で,他にも数々の本を出版されています.

本書では,『わかる』とはなにかから『わかりやすい』説明をするための具体的なアクションまで

題名の通り,わかりやすく解説してくれています.

わたしも本を読んで以降実践していますが,あきらかに周りのレスポンスが違うことを実感しています.

ではさっそく,紹介します!

『わかる』にはキリがない

『わかる』とはなにかについて,本書ではこう説明しています.

本を読み終えると,それなりに「わかった」という感覚になる.
しかし,本の内容を3ヶ月実践したあとに改めて読み直すと,より深く理解できる.
1回目の『わかった』は,『わかったつもり』に過ぎなかったことに気がつく.

この感覚,よくあるんじゃないでしょうか?

 

たとえば医学書を読んでいて,ある疾患について理解したと感じる.

でも,いくつか症例を経験するなかで,分かっていたはずの部分にいろんな疑問が出てくる.

逆に,1回目読んだときにはピンとこなかった部分が,「こういうことだったのか」と,すんなり入ってくる.

 

結局,ある時点での『わかった』は,あとから振り返ると『わかったつもり』にすぎない状態なのです.

そしてこの感覚は,2回目,3回目...と,どこまでいってもキリがない

 

『わかりやすい』説明とは

『わかりやすい』説明とは,うまく『わかったつもり』させる説明です.

こう言うと投げやりな感じがしますが,そういうわけではありません.

だます,ごまかすといった話でもありません.

キリがない『わかる』に何らかの方法でキリをつけ,相手に『わかったつもり』になってもらうことが重要なのです.

代表性という考え方

著者は,うまくキリをつけるために「代表性」の考え方が重要だといいます.

説明が苦手な人は,過剰な数で説明しようとしてしまって,内容がまとまりません.

これは「代表性」ではなく「網羅性」優先で説明してしまっていることが原因.

情報は,活用できてはじめて意味があります.

そのためには適度な量まで減らさないといけません.

 

代表性を優先した考え方とは,

「どうせ覚えきれないから,これくらいでまずはよしとしよう」
「すべてをカバーするわけではないが,重要な点をおさえている」
「まずはこれだけ頭に入れておけばOK」

と,いい意味で妥協する柔軟な考えのことです.

 

膨大な情報のなかから「あれもこれも」ではなく,代表的なものだけを残してあとは捨てる.

代表性を重視すると,『わかる』うまくキリをつけることができます.

マジックナンバー:3

人は「3」が大好き

代表性の考え方にもとづいて情報を厳選するとき,有用なのが「3つに絞る」ということ.

構造・要点を3つにまとめてしまうことで,聞き手を『わかったつもり』にさせることができます.

例)日本3大○○,御三家,三種の神器,・・・

3つにまとめられると,わかりやすいし,なぜか納得してしまう

要素が1つ2つだけでは「わかった」という感覚に達しません.

人を納得させるためには,最低3つ必要なのです.

 

逆に4つ以上だと,「キリがつけられない」状態になってしまう.

印象に残る量の限界を越え,網羅性に突入してしまいます.

プレゼンでは「3つ」で着地するように意識しましょう.

 

自分の伝えたい代表的なことを,3つに厳選してまとめることで,

『わかりやすい』と感じてもらえるプレゼンの構造ができあがるのです.

 

まとめ

本の中では,『わかりやすい』説明とは何かについて,さらに深ぼって説明してくれています.

気になる方は,是非一読してみることをオススメします.

『わかったつもり』になってもらうことが重要
代表的なもの以外は捨てる
プレゼンでは「3つ」で着地しよう