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全医師必見|プレゼンが上手くなる3つのコツ〜構成編〜

CATEGORY:presentation
↻ 2021.07.20/2021.07.24
こんな人におすすめ

院内レクチャーを担当することになったけど,どんな題材にしようかなー
どうせやるなら,聞いてよかったと思われる発表がしたい
でもどうすれば,あっと言わせるプレゼンがデキるのかわからない

プレゼンが上手くなるコツ

わたしも以前は,同様の悩みを抱えていました.

どうしたら,聞いてもらえるのか
どうしたら,分かりやすい発表だったと思ってもらえるのか
どうしたら,みんなにインパクトを残せるのか

何冊も本を読み,実践をしてきました.

 

そんなわたしが,書籍を通じて「これは有用!」と感じた3つのコツを紹介します.

上級医を唸らせ,研修医からは絶賛されるプレゼン発表を目指しましょう!

 

導入:振り向いてもらう〜ベネフィットを見せる〜

「ニーズを考えて題材を決める」
「発表の目的は,相手を動かすことだ」

プレゼンについて少し勉強した人なら,誰もが知っているでしょう.

でも頭では分かっていても,できていない人は意外と多い.

あなたは,”ニーズに沿った”発表ができていますか?

 

知識がほしいわけではない

聞き手のニーズを考えるうえで,まず認識しておくべきこと.

それは「聞き手は,知識が欲しいと思っていない」ということです.

表向きの知りたいこと    → 聞き手が本当に欲しいもの
不明熱の診療方法(知識)  → 発熱・高CRP血症をみた時に,困らなくなる(問題の解決)
痙攣重積発作の対処法(知識)→「デキる!」と,周りから一目置かれる(承認欲求)

聞き手が欲しいは,知識を得た先にあるベネフィット(未来)

知識は,ベネフィットを得るための道具でしかありません.

内容自体は

「不明熱の鑑別方法」「痙攣重積発作の対処法」

と変わらないのですが,

導入部分でベネフィットをしっかり提示しているかどうかで,聞き手の姿勢が変わります.

「痙攣重積発作の対応に困った経験を,共有も兼ねて発表します」
     ↓
「これを聞くと,周りから一目置かれる”デキレジ”になれます」

これぐらい強調しましょう.

プレゼンを聞く → 知識を得る → ベネフィットを手にする

がイメージできると,聞き手はあなたの発表に耳を傾けてくれます.

聞き手のベネフィットは何かを考え,導入部分で訴えかけましょう.

 

本論:聞いてもらう〜3つに絞る〜

疾患について勉強すると,「あれもこれも」と情報を詰め込みがち

おそらくどれもが,理解する上では重要なのでしょう.

 

しかし多すぎる情報は,覚えられずに結局は忘れます.

また聞き手は「把握しきれない」と感じると,途中で聞くのをリタイアしてしまうかもしれません.

 

情報の”網羅”ではなく,”代表”的なメッセージを

最後まで聞いてもらい,内容を覚えてもらうためには,

すべてをカバーしようとせずに,自分の伝えたいなかで”代表的なもの”に絞る必要があります.

 

ここで重要なのが,「大事なことが4つ→4つに絞る」ではなく,

無理にでも「3つ」に絞るべきだということ.

3つは,聞き手に「分かりやすい」と感じてもらう上で,とても有効な数字なのです.

https://non-med.com/全医師必読|「いまの説明,わかりやすいね!/

全体:覚えてもらう〜サウンドバイトをつくる〜

オバマ大統領「Yes , we can.」
キング牧師「I have a dream」
小泉総理「自民党を,ぶっ壊します」

サウンドバイトとは,

「内容を印象づけるために,伝えたいことを短い言葉で簡潔に表現したもの」

政治家の演説などでよく用いられる手法ですが,これはプレゼンをする上でも非常に有用です.

  

あなたが良いプレゼンをしたとして,翌日・翌々日も内容を覚えている人はどれくらいでしょう.

おそらく,ほとんどの人が忘れてしまうんじゃないでしょうか.

 

聞いた時は分かった気になって,でもそこで終わり.

教養の賞味期限は短く,多くは明日からの診療に影響しません.

ポイントを3つに絞ったとしてもです.

 

プレゼンで相手を動かすためには,

メッセージの賞味期限を伸ばすような,聞き手の頭に残るための工夫が必要です.

内容を覚えてもらうための手段として「take home messageを伝える」があります.

もちろんこれも重要,絶対に必要です.でもそれではまだ足りません.

 

そこで,サウンドバイト.

全体を通して,キーメッセージを繰り返す(=サウンドバイトをつくる)こと

他の全内容を忘れても,この言葉だけは覚えてほしい
この言葉を浮かべることで,大まかな発表内容が思い起こされる

そんな言葉をつくり,発表中に繰り返し発現することで,

印象的な発表になり,聞き手のなかに内容が刷り込まれるのです.

 

 

まとめ

以上,プレゼンの構成を考える上で重要な3つのコツを伝えました.

この3つを意識するだけでも,プレゼンの質は大きく変わります.

しかし,プレゼンではほかにもスライドデザイン,話し方も大事

「内容(構成)」「スライド(デザイン)」「話し方」の3要素が揃ってはじめて,人を動かすプレゼンになります.

スライドデザインや話し方については,別記事で解説しているので,是非御覧ください.

  

ベネフィットを見せる
3つに絞る
サウンドバイトをつくる