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もう困らない|「わかりやすい!」病状説明のコツ

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↻ 2021.07.04/2021.07.04
こんな人におすすめ

患者さんへのIC(ムンテラ),苦手だなー
話しているうちに,着地点が分からなくなる(汗)
患者さんから,信用されてない気がするし・・

意図が伝わらない,相槌を打っているようで実は理解していない,話の途中で着地点を見失って迷子になる...etc

病状説明ってムズカシイ.

説明がまごついていると,「この先生大丈夫?」と信頼感を持ってもらえません.

 

わかりやすい説明にはコツがある

逆にわかりやすい説明ができると,患者さんからの信頼度は一気にアップします.

「わかりやすい」病状説明にはコツがあります.

いまから紹介するコツを押さえて,患者さんからの信頼をupさせましょう.

わかりやすい説明のコツ3選

1.メンタルモデルをつくる

1つ目のポイントは,「メンタルモデルをつくる」

メンタルモデルとは,人が頭の中につくる自分なりの理解のこと.

詳しくは別の記事で紹介しています.

「今から,①入院した経緯の確認②病気の説明③今後の予定(治療方針)についてお話しします.
まず①入院の経緯ですが…」

説明をするとき,内容を先出しして一言にまとめると,聞き手にメンタルモデルが作られます.

そしてメンタルモデル通りに話をすすめることで,「わかりやすい」と感じるのです.

病状説明では,聞き手のメンタルモデルをつくることを徹底しましょう.

 

2.前提を合わせる

患者さんと私たちとの間には,医学知識に差があります.

それを忘れて説明すると,聞き手を置いてきぼりにしてしまいます.

  

医学用語を言い換えればいいんでしょ?

それはその通りなのですが,これがやってみると思いの外ムズカシイ.

自分たちからすると「これも医学用語なの?」と思うような言葉が,聞き手にとっては意味不明だったします.

例①)炎症:自分の体(免疫)が何か(細菌など)と闘っている状態.
例②)経過を見る:病気の様子を,一定期間観察すること.

同じ用語だったとしても,相手の理解度に合わせて言い回しを変えないといけません.

 

他にも,私たちにとっては常識すぎて気づけないような前提が,患者さんには馴染みがないこともあります.

とにかく,医師と患者さんの医学知識の差については,細心の注意が必要なのです.

  

しかしわたし達も,医学知識がなかった頃には戻れません.

どれだけ気をつけていても,つい知っている前提として話を進めてしまいがちです.

そこで有効なのが,「そもそも」をつかう癖をつけること.

「そもそも」は,前提条件に立ち戻って,理解を揃えるために用いられる言葉です.

「そもそも」を使って,お互いの前提を合わせることを習慣づけましょう.

3.理解を確認する

3つ目は,「細かく理解を確認すること」

人は,いったん話が理解できないと感じると,それ以降聞く気を失います.

 

1人語りにならないためには,話を細かく区切って,分かっているかどうかを逐一確認する必要があります.

それらしく相槌をうっていても,実は理解していない,上の空なんてことがよくあります.

わからないなら質問してよ(泣)

と思うのもわかりますが,患者さんからすると,医師の話を遮って質問するのは難しいです.

「ここまでの話は理解できましたか?」と,こちらから質問する癖をつけましょう.

 

 

まとめ

以上,わかりやすい病状説明のコツを紹介しました.

特に,メンタルモデルをつくる効果は絶大です.是非実践してください.

しかし,これらを毎回アドリブで行うのは無理です.事前に話す内容・順番を考えておく必要があります.

 

どんな規模の説明(プレゼン)であっても,結局は準備が第一

準備を徹底して,本番は脱線・迷子にならないようにしましょう.

病状説明のコツは「メンタルモデル」「そもそも」「確認する」
準備を徹底し,本番を迎えよう